個別株を買っていた時期、持っていた銘柄が買ったときより値下がりすることがありました。買った金額は1万円ほどの少額なので、損失といっても金額はわずかです。それでも「売るべきか、持ち続けるべきか」はけっこう悩みました。
「損切り」は知っていても、実行は別の話
投資の本やサイトを読むと、必ずと言っていいほど「損切りのルールを決めておくべき」と書いてあります。頭では分かっていても、いざ自分の持っている株が値下がりしていると、なかなか売る決断はできないものだと感じました。
売れなかった理由を分解してみる
なぜ売れなかったのかを考えてみると、ひとつは「そのうち戻るはず」という根拠のない期待。もうひとつは「売った直後に上がったら悔しい」という気持ちでした。どちらも、投資の判断としてはあまり褒められたものではないと思います。

「そのうち戻る」って、根拠がないのに思っちゃうんだよな…。
売るかどうかを決めるときの考え方
当時の自分は感情で迷っていましたが、あとから調べると、売るか持つかを考えるときの手がかりはいくつかあるようです。

「今持っていなかったら買うか」。この考え方、もっと早く知りたかった。
- 買った理由が今も変わっていないか:業績が伸びそう、配当が安定している、など、買ったときの理由が崩れていないか
- 下がった理由は何か:その会社だけの問題なのか、市場全体が下がっているだけなのか
- 今その株を持っていなかったら、この値段で買うか:買うと思えるなら持ち続ける、買わないなら売る、という考え方
3つめは、「買った値段」にとらわれずに判断するための考え方です。買った値段より下がっていると、どうしても「そこまで戻るまで待とう」と考えてしまいますが、株価は自分が買った値段を知りません。
あらかじめルールを決めておく方法
「買った値段から何%下がったら売る」のように、買う前に決めておく方法もあります。証券会社によっては、指定した値段まで下がったら自動で売る「逆指値」という注文も使えます。
ただ、ルールを決めても守れるかどうかは別の話です。自分の場合は守れる自信がなかったので、そもそも1社ごとの判断が少ないインデックス中心のやり方に落ち着きました。
よくある疑問:インデックスファンドなら損切りはいらない?
市場全体に投資するインデックスファンドは、1社の不調で大きく値下がりすることは少ないので、個別株のような損切りの判断はほとんど必要ありません。ただし、市場全体が下がる時期には、インデックスファンドも一緒に下がります。そのときに売るかどうかで迷わないように、生活費とは別のお金で投資しておくことが大事だと思っています。
関連:株価が下がった日にやってはいけないと学んだこと/投資信託と個別株、両方やってみて思うこと
インデックス中心にしてから悩まなくなった
今は資産のほとんどが、S&P500やオール・カントリーなどのインデックスファンドです。市場全体に投資しているので、1社の株価が下がったから売るかどうか、という悩みはほとんどなくなりました。相場全体が下がったときも、積み立てを続けるだけと決めています。

1社ずつ悩まなくていいのは、本当に気が楽。
少額の個別株で「自分は損切りの判断が苦手だ」と分かったのは、今の運用スタイルを選ぶうえで、むしろよかったと思っています。
※本記事は個人の投資記録・体験に基づく感想であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

