
個別株を買い始めてしばらく経ったころ、証券口座に初めて配当金が振り込まれているのに気づいた。買った金額が1万円ほどの少額だったので、配当金は数百円程度。正直ランチ一回分にもならない小さな額だった。それでも、画面に表示された「配当金」という文字を見たときは、思っていた以上に嬉しかった。
働かなくても入ってくるお金の不思議さ
給料は毎日働いた対価としてもらうものだと思って生きてきたので、何もしていないのに口座にお金が増えているという感覚は、最初は少し不思議だった。自分が保有している株式を発行している会社が、どこかで利益を上げて、その一部を株主である自分に還元してくれている。当たり前のことなのに、実際に自分の口座で体験すると実感が全然違う。

何もしてないのにお金が増えてる。初めてのときは、本当に不思議だった。
金額の小ささにがっかりしなかった理由
正直、投資を始める前は「配当金生活」みたいな言葉に憧れていた部分もあった。だから最初の配当金が数百円だったことに、少しがっかりするかと思っていた。でも実際は逆で、「これが積み重なっていくんだな」という感覚の方が強かった。保有株数を増やせば増やすほど、この金額は大きくなっていくはずだ。

数百円でも、うれしいものはうれしい。
配当金にかかる税金
配当金には、ふつうの口座だと約20%の税金がかかる。1,000円の配当なら、手元に残るのは800円弱だ。
NISA口座で持っている株の配当は非課税になる。ただし、条件がある。
NISAで配当を非課税にするには「受取方法」が大事
配当金の受け取り方には、いくつか種類がある。NISA口座の株の配当を非課税にするには、「株式数比例配分方式」を選んで、証券口座で受け取る必要がある。

受け取り方で税金が変わるのは、知らないと見落としそう。
郵便で届く「配当金領収証」を銀行や郵便局に持っていく方式や、銀行口座に振り込まれる方式だと、NISA口座の株でも税金が引かれてしまう。NISAで個別株を持つなら、最初に一度は確認しておきたいポイントだ。
配当はいつ、何回もらえる?
日本の会社は、年1回か年2回(中間と期末)配当を出すところが多い。3月決算の会社なら、期末の配当は6月ごろ、中間配当は12月ごろに受け取ることが多い。アメリカの会社は年4回出すところが多く、受け取る回数の感覚もだいぶ違う。
よくある疑問:配当は再投資したほうがいい?
配当を受け取って使うか、そのまま株や投資信託を買い足すかは、目的によって違う。資産を大きく育てたいなら、受け取った配当を再投資すると、増えた分がまた配当や値上がりを生む。投資信託の中には、配当にあたる分配金を出さずに、中で自動的に再投資してくれるタイプもある。インデックスの投資信託は、このタイプが多い。
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これからの目標
今回の配当金はそのまま再投資に回すことにした。複利の力を信じているわけではないけれど、少なくとも「配当金で配当金を生む株を買う」というサイクルを体験してみたい。次の配当金がいつ、いくら振り込まれるのか、今から少し楽しみになっている。
※本記事は個人の投資記録・体験に基づく感想であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

