資産の中心はS&P500やオール・カントリーなどの投資信託ですが、それとは別に、少額で日本株と米国株の個別銘柄もそれぞれ持っています。同じ「株」でも、実際に持ってみるとかなり違いを感じたので、その感想をまとめます。
値動きの時間帯が違うだけで、生活リズムが変わる
一番実感したのは値動きをチェックするタイミングの違いです。日本株は日中、仕事の合間にちらっとチェックできますが、米国株は基本的に日本時間の夜から深夜にかけて動きます。最初のころは気になって夜更かしして値動きを追いかけてしまい、翌朝の仕事に響くということが何度かありました。今は「寝る前に一回見たら終わり」というルールを自分の中で決めています。

米国株は夜に動くから、つい夜ふかししちゃうのが困りもの。
決算や指標の材料が生活に馴染みがあるかどうか
日本株は、ニュースや日々の生活の中で情報が自然と耳に入ってくるので、値動きの理由がなんとなく理解しやすいと感じます。一方で米国株は、金利や雇用統計といった指標が値動きに大きく影響することが多く、正直まだ「なぜ今日はこう動いたのか」がピンとこないことがよくあります。この理解度の差は、そのまま値動きに対する安心感の差につながっている気がします。
為替の影響を強く意識するようになった
米国株を持つようになって、円安・円高のニュースを見る目が変わりました。以前は「なんとなく円安らしい」くらいの認識でしたが、今は自分の資産評価額に直結する話として、為替のニュースを気にするようになりました。株価自体は横ばいでも、為替の影響で評価額が増えたり減ったりするのは、実際に持ってみるまで実感が薄かった部分です。

株価だけじゃなく為替でも増えたり減ったり。米国株を持って初めて実感した。
取引できる時間の違い
| 項目 | 日本株 | 米国株 |
|---|---|---|
| 取引時間(日本時間) | 9:00〜15:30 | 23:30〜翌6:00(夏時間は22:30〜翌5:00) |
| 売買の単位 | ふつうは100株単位(単元未満株なら1株から) | 1株から |
| 配当の回数 | 年1〜2回が多い | 年4回が多い |
| お金のやりとり | 円 | ドル(円から両替するか、円のまま注文できる証券会社も) |
米国株は1株から買えるので、有名な企業でも、数万円程度から持てるものが多いです。少額で始めやすいのは、米国株のいいところだと思います。
米国株の配当には、税金が2回かかる
米国株の配当は、まずアメリカで10%の税金が引かれ、そのあと日本でも約20%の税金がかかります。日本で払いすぎた分は、確定申告で取り戻せる場合があります(外国税額控除)。
NISA口座で持っている場合、日本の税金はかかりませんが、アメリカで引かれる10%は戻ってきません。米国株の配当を目当てにするなら、知っておきたいポイントです。
為替手数料もかかる
円をドルに替えるときと、ドルを円に戻すときには、為替手数料がかかります。1ドルあたり数十銭ほどのことが多いですが、証券会社によって違います。売買の手数料と合わせて、コストとして意識しておきたい部分です。
よくある疑問:米国株はNISAで買える?
米国株も、NISAの成長投資枠で買えます。ただし、どの銘柄を扱っているかは証券会社によって違います。また、さきほど書いたように、NISAでも米国で引かれる配当の税金10%は戻ってこないので、配当よりも値上がりを期待する銘柄のほうが、NISAとの相性はいいと言われることがあります。
関連:円安のニュースで、自分の資産がどう動くか考えてみた/投資信託と個別株、両方やってみて思うこと
どちらが良い、という話ではなく
実際に両方を持ってみた感想として、どちらが優れているという話ではなく、それぞれ値動きの背景にあるものが違うんだな、というのが率直な感想です。今のところは両方とも少額のまま、様子を見ながら続けています。あくまで個人の記録であり、特定の投資先を勧めるものではありません。

どっちもそれぞれおもしろい。少額で両方持ってみてよかった。

