投資信託と個別株、両方やってみて思うこと

株
積み上がったコインとグラフ

投資を始めた当初は、つみたてNISAで投資信託を毎月積み立てるだけだった。ただ、種銭が少なくてなかなか増えている実感がなく、一時期は個別株に軸足を移していたこともある。両方を経験してみて感じた違いを、率直に書いておきたい。

投資信託の「手間のかからなさ」

投資信託は一度設定してしまえば、あとは自動で積み立てられていくので、正直ほとんど何も考えなくていい。値動きを毎日チェックする必要もなく、淡々と時間を積み重ねていくスタイルは、忙しい日々の中でも続けやすかった。

個別株の「関わっている感覚」

一方で個別株は、どの会社を選ぶか、いつ買うか、いつ売るかをすべて自分で決める必要がある。その分手間はかかるが、自分で考えて選んだ会社の業績や株価を追いかける過程は、投資信託にはない面白さがあった。良くも悪くも、感情が動かされる場面が多い。

くま
くま

個別株は、自分で選んだぶん愛着がわく。そこが楽しいところ。

コストのかかり方も違う

投資信託には、持っている間ずっとかかる「信託報酬」というコストがある。S&P500やオール・カントリーのようなインデックスファンドは年0.1%前後のものが多く、100万円持っていても年1,000円ほどだ。

一方で個別株は、持っている間のコストはかからない。そのかわり、売り買いのたびに手数料がかかる場合がある。最近は国内株の売買手数料を無料にしているネット証券も増えているので、ここは証券会社によって違う。

分散の効き方がまったく違う

S&P500の投資信託を1本買うと、アメリカの大企業およそ500社にまとめて投資したことになる。オール・カントリーなら、日本を含む世界中の数千社だ。1社が大きく値下がりしても、全体への影響は小さい。

くま
くま

1本で何百社にも投資できるって、改めて考えるとすごい。

個別株は、その1社の業績やニュースがそのまま株価に出る。金額が少額でも、値動きの大きさは投資信託とは別物だと感じた。

違いを表にまとめると

項目 投資信託(インデックス) 個別株
手間 設定すれば自動で積み立て 銘柄選びも売買も自分で判断
分散 1本で数百〜数千社 1社だけ
持っている間のコスト 信託報酬がかかる かからない
買える金額 100円から買える証券会社が多い 単元未満株なら1株から
値動き 比較的おだやか 大きくなりやすい

今から始めるなら

もし今、ゼロから投資を始めるなら、まずは投資信託の積み立てで土台を作って、個別株はその上で少しだけ試すと思う。

よくある疑問:投資信託だけでも十分?

長期で資産を増やすことが目的なら、インデックスの投資信託だけでも十分だという考え方は多い。実際、S&P500やオール・カントリーを1本持つだけで、世界や米国の株式市場全体に分散できる。個別株は、「この会社を応援したい」「自分で選ぶ経験をしてみたい」という目的があるなら、少額で試してみる価値がある、という位置づけだと思う。

関連:高配当株を少額で買ってみて分かったこと/少額の個別株で知った「決算またぎ」のこと

今のところの棲み分け

結局今は、S&P500とオール・カントリーをコア、NASDAQ100をサテライトにした投資信託の積立が中心で、個別株はほんの少し残っている程度だ。どちらが優れているという話ではなく、それぞれの役割が違うのだと、実際にやってみて初めて理解できた気がする。

くま
くま

どっちが正解というより、役割分担。今はこのバランスがちょうどいい。

※本記事は個人の投資記録・体験に基づく感想であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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