転職回数が多いと、「すぐ辞める人なんじゃないか」と思われないか心配になる。自分も転職4回なので、この不安はよく分かる。今回は、転職回数が多い人が意識したいことをまとめてみた。
転職回数は、見られることは見られる
正直に言えば、転職回数が多いことが、まったく気にされないわけではない。採用する側からすると、「うちに来てもまたすぐ辞めてしまうのでは」という不安があるのは自然なことだ。
ただ、回数だけで決まるわけでもない。大事なのは、「なぜ転職したのか」と「これからどうしたいのか」がきちんと説明できるかどうかだと思う。
意識したい3つのこと
1. 辞めた理由を「前向きな言葉」で話す
前の職場の不満だけを並べると、印象はよくない。「〜が嫌だった」ではなく、「〜を大事にしたいと思った」という形で伝えるだけでも、受け取られ方が変わる。
2. 経験のつながりを見つける
業界がバラバラでも、共通して身についたことはあるはずだ。たとえば、工場で身につけた正確さ、介護で身につけた人への気配り、建築での段取り、SEでのパソコンのスキル。それぞれの経験が、次の仕事でどう生きるかを考えておく。
3. 「次は長く働きたい理由」を伝える
採用する側がいちばん知りたいのは、「今度は長く続けてくれるか」ということ。家族のこと、生活の安定、やりたい仕事。長く働きたい理由を具体的に伝えられると、安心してもらいやすい。
転職回数が多いことは、弱みだけではない
いろいろな仕事を経験したからこそ、「自分に何が合っているか」が分かった。4回の転職を経て、自分は工場の仕事に落ち着いた。回数が多いことは、見方を変えれば、比べる材料をたくさん持っているということでもある。
転職回数が多くて悩んでいる人がいたら、「回数」よりも「そこから何を学んだか」に目を向けてみてほしい。
面接でよく聞かれることと、答え方の例
転職回数が多いと、面接では次のようなことを聞かれやすい。前もって答えを準備しておくだけで、当日の落ち着き方がかなり変わる。
- 「なぜ何度も転職したのですか?」:1回ずつの理由を細かく話すより、全体を通した理由をひとことでまとめておく
- 「うちでは長く働けますか?」:「長く働きたいです」だけでなく、なぜそう言えるのかを、今の生活の状況とあわせて話す
- 「前の仕事の経験で、何が生かせますか?」:応募先の仕事内容と、これまでの経験の共通点を1〜2個に絞って話す
職務経歴書は「まとめ方」で印象が変わる
職歴が多いと、職務経歴書が長くなりがちだ。会社ごとに時系列で並べるだけでなく、最初に「これまでの経験の要約」を数行で書いておくと、読む人に全体が伝わりやすい。応募する仕事に関係の深い経験は詳しく、関係の薄い経験は短く、とメリハリをつけるのもコツだ。
転職エージェントを使えば、書類の添削や面接の練習も手伝ってもらえる。回数の多さが不安なら、プロの意見を一度聞いてみるのも1つの方法だと思う。
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